龍が如く8外伝 Pirates in Hawaiiとは?
『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』は2025年に発売された外伝作品。
舞台はシリーズ初のハワイで、主人公は真島吾朗。
『龍が如く8』から派生した物語であり、本編を補完する立ち位置にあります。
当初は『モンスターハンター ワイルズ』と発売日が重なる予定でしたが、大作との競合を避けるため1週間早めて発売されました。
結果的に、プレイヤーはモンハンを気にせず集中して楽しめる環境になったのは嬉しいポイントです。
良かった点
真島吾朗の物語とキャラ性
本作は真島吾朗を主人公にした外伝。
終盤の伏線回収はしっかり盛り上がり、シリーズファンとして満足できました。
さらに安心したのは、真島の“イカれ具合”が健在だったこと。
記憶喪失という設定がありつつも、根っこの性格は変わっておらず、ファンとして「これぞ真島!」と思える場面が多かったです。
アクションバトルの復活
『龍が如く7』でターン制RPGに変わったときは賛否が分かれましたが、本作では従来のアクションバトルが復活。
「やっぱ龍が如くはこれだよな」と思わせる爽快感がありました。
ただし、ジャンプと走る操作が同じボタンで誤爆しやすい点は残念。
せっかくのアクションがテンポを崩されることもあり、操作性は改善してほしい部分です。
サブクエの魅力
シリーズ恒例のサブクエも健在。
特に印象に残ったのはロバート秋山さん演じる「マサル」のサブクエです。
「港区女子とコンパしたい」というくだらない欲望を叶えるために、実写まで使った演出には思わず爆笑しました。
下ネタ要素もあり好みは分かれますが、自分は大好きでした。
「くだらないけどクセになる」という、まさに龍が如くらしい体験でした。
ボリューム感
メインストーリーは約10時間でクリア可能。
サブクエや寄り道を含めれば30時間前後は遊べるので、外伝としては十分なボリューム感があります。
社会人でもサクッと遊べる長さなのはありがたいですね。
気になった点
ボリュームの短さ
外伝という位置づけなので仕方ないですが、メイン10時間前後という短さはやや物足りなさを感じました。
もっと物語を掘り下げてほしかった、というのが正直な感想です。
操作性の問題
アクション復活は嬉しかったものの、ジャンプと走るが同じボタンという仕様は誤爆が多くストレスに。
操作周りの不便さで爽快感が損なわれてしまうのは惜しいところでした。
真島吾朗のキャラ性に違和感
「記憶喪失」の設定もあってか、真島が少し大人しく見える場面も。
これまでの「極悪非道」なイメージと比べると、丸く感じて拍子抜けする人もいるかもしれません。
海賊船バトルのもっさり感
新要素の海賊船バトルはテンポが悪く、船の移動が遅いため爽快感に欠けました。
ド派手さを期待していただけに、物足りなさが目立った部分です。
ワールドマップ移動のだるさ
ハワイのマップは新鮮でしたが、移動に時間がかかりすぎるのが難点。
行き来がだるく、テンポが悪く感じることが多かったです。
どんな人におすすめか?
- シリーズファン
真島吾朗の物語を追いたい人には必須。終盤の伏線回収は見逃せない。 - アクション派のプレイヤー
『龍が如く7』のRPGが合わなかった人には特におすすめ。従来のバトルを楽しめる。 - 短めのボリュームを求める人
10〜30時間でクリア可能なので、社会人でも遊びやすい。 - セール狙いの人
定価ではやや物足りない印象もあるが、セールなら満足度は高い。
自分は半額セールで購入し、価格に対して大満足でした。
まとめ|龍が如く8外伝 Pirates in Hawaiiは買うべき?
『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』は、真島吾朗の物語やアクションバトルの復活など、シリーズファンにとって価値ある外伝でした。
一方で、海賊船バトルのもっさり感やワールドマップのだるさ、ボリューム不足など気になる点も目立ちます。
総合評価は4/5。
定価購入だと物足りなさを感じる可能性がありますが、セールで買えばコスパ的に大満足できる作品です。
「真島の物語を追いたい」「やっぱり龍が如くはアクションだ!」という人には特におすすめできます。
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